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切符収集記&登山行記

切符収集記&登山行記

山陰へ

山陰へ

旅行期間:平成23年(2011)5月4日(水)~5日(木)
訪問標的:因美線の古い駅舎、若桜鉄道、鳥取砂丘、浦富海岸

【プロローグ】

 知和駅へ行って以来、同じ路線の美作河井、那岐の両駅が未訪問であることが気になって仕方ありません。日帰りでも行けますが、観光もからめて1泊2日で巡ってくることにしました。

【1日目】京都~智頭~因美線~鳥取~砂丘

 今回も九州に引き続き子連れの旅となります。姫路近辺で寄り道も目移りするのですが、ここはぐっとこらえてスーパーはくと3号で一気に鳥取県に入ります。智頭で因美線津山方面へ乗り換えるのですが1時間ちょっとあるので、というか時間を作ってあるので、重要文化財になっている石谷家住宅を見学します。近代に建てられた大きな家というのは、中を「大きいな~」と見ているだけでなんだか時間が経っていきます。駅に戻ると津山ゆき列車の発車10分前でした。
 美作滝尾、知和は訪問済みなので今日は、美作河井と那岐を訪問します。結構な坂を上がったり下がったりで、列車もかなり速度を落としております。30分ほどで美作河井駅に到着。列車を降りたときに思ったのですが、ここらの駅は駅に列車が停車している風景だけでも風情があります。特段すごい意匠を凝らした駅というわけでもないのだと思うのですが、素朴な駅舎に惹かれます。また使われなくなった交換線から、賑やかだったであろう時代を彷彿とさせられたりします。
 1時間ちょっと過ごした後、今度は那岐駅へ。ここは駅舎自体も素敵なのですが、ホームから回廊のような階段で駅舎へ降りるところが面白いです。先ほどの美作河井駅でもそうでしたが、バイクや車で駅を訪問する方もみえるようで、車から降りてきて写真をパシャパシャ撮ってみえました。それも同業者というよりカップルや家族連れを見かけ、趣味の裾野が広がってきたのだろうかと考えさせられたりします。とまれ、両駅とも素敵な駅舎で、訪問できたことに満足です。長時間と思われた滞在時間も、あっという間に過ぎていきます。
 那岐駅では40分ほどの滞在で、那岐始発の智頭ゆき列車でもと来た道を戻ります。智頭からは国鉄型のディーゼルカーに乗り換え、鳥取を目指します。混んでたらイヤだなあと思っていたのですが、休日のせいか列車は空いていました。本当は郡家で下車して若桜鉄道を訪問したいところなのですが、今日はこのまま鳥取駅まで行き、その後、鳥取砂丘へ向かいます。明日行く浦富海岸の遊覧船がバスでアプローチする方法だとなかなか時間が組みにくく、砂丘は明日でなく、今日行っておかないとうまくまわれないのです。若桜鉄道は明日の朝、ちょっとだけ訪問する予定です。
 鳥取には17時前に到着。17時ちょうど発の麒麟獅子ループバスを待つのですが、なかなか来てくれません。砂丘から戻るバスの時刻の関係もあり、砂丘滞在時間が短くなるとやきもきしながら待っていると20分ほど遅れて到着。なんとかなりそうです。
 もう18時なのですが、砂丘には結構人がいました。この様子だと、昼間はかなり混雑していたのではないでしょうか。私は、20数年前に1度来たことがあるのですが、それ以来の訪問となります。あまり久しぶりという感覚はないのですが、入口のあたりから丘までの距離が昔より短く感じられました。それだけ私が大きくなったということなのでしょうか。

【2日目】鳥取~若桜~鳥取~浦富海岸~鳥取~帰宅

 鳥取駅前のホテルで1泊し、朝はバスでスタートです。今回の行程で若桜鉄道をゆっくり訪問する時間も組み込みたかったのですが、観光の要素の1つ/1日くらい入れないとお連れがグッタリになるので、若桜駅のみの訪問とします。が、それだけでも結構難しく、鳥取駅からバスで若桜へ入り、若桜鉄道を利用して再び鳥取駅まで戻ってくるというルートを選択したのでした。
 若桜駅は1度訪問したことがあるのですが、その時は土砂降りの雨に出遭い、駅で硬券を買っただけでとんぼ帰り。駅舎すら見ることなく引き返してしまったのですが、ここの駅舎も素敵ですね。朝の眠気が吹き飛んでしまいます。切符は前にも買ってあるのですが、買いもらした往復券やらを購入し、リベンジを果たします。駅スタンプもいくつかあり、あっという間に時間が過ぎてしまいました。この後、鳥取駅へ向かったのですが、途中の駅舎を指をくわえながら眺めます。いつかきっと来る、と誓いながら。
 鳥取駅へ戻ってきましたが、ここからは再びバスの旅。昨日行った砂丘の近くを通り抜け、浦富海岸を巡る遊覧船乗り場を目指します。スムーズに遊覧船に乗れるかが今日の日程の鍵だったのですが、無事、直近の便に乗車できました。この船、子どもをおとなしくする術としてプランに入れたのですが、なかなか面白かったです。そんなに大きな船ではないので臨場感があり、船尾の屋外に座れば、海はすぐそこ。子どもも喜んでましたが、私も楽しませてもらいました。下船後は、乗り場の中の食堂で昼食。魚中心の献立だと子どもが食べるものは無いかなと危惧していましたが、うどんもあって一安心。
 そんなこんなで観光メニューは終了。スルメをパクつきながら鳥取駅まで戻ります。この後は、列車を乗り継いで行くのですが、帰路はスーパーはくとの指定が取れず・・・。城崎温泉まで山陰線で東進し、特急で京都まで戻るルートを取ります。浜坂乗換えの鈍行列車の旅となり、立ちんぼだったらどうしようと心配していたのですが、さほど混んでおらず余裕で着席です。途中、久しぶりに餘部鉄橋を通ったりしてのんびりと山陰線の旅を楽しませてもらいました。
 城崎温泉駅では、特急待ちの間に381系きのさきの撮影、駅舎の撮影、快速ジオパーク号の撮影と大忙し。快速はヘッドマークを期待していたのですが、行先表示に「快速 豊岡」と入っているだけで、残念賞でした。
 京都までの新型特急電車も楽しみの一つだったのですが、爆睡して記憶なし。近鉄で自宅までこれも眠りこけながら戻りました。

                                  (おしまい)


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